「大腸カメラの前日や当日って、仕事に行けるの?」
「検査後にそのまま職場復帰しても大丈夫?」
こうした疑問をお持ちの方は多いかと思います。特に忙しい社会人にとって、検査に伴うスケジュール調整は気になるポイントです。
本記事では、大腸カメラ検査の前日・当日に仕事ができるのかどうかについて、注意点を含めてわかりやすくご説明します。
基本的に、大腸カメラの前日は通常通りお仕事をしていただいて構いません。
ただし、いくつかの注意点があります。
前日は、消化に良い食事(うどん・白米・卵など)を摂っていただきます。脂っこいもの、繊維の多い野菜や海藻、豆類などは避けていただく必要があります。
そのため、外食や社内の給食などでメニュー選びが難しい方は、事前に軽食を持参すると安心かもしれません。
検査前日は21時以降の絶食が必要です。絶食の状態で働いて、翌日のお昼まで絶食…ということになりますので、制限をするわけでは無いですが、夜間の勤務(夜勤)は控えた方が良いと思います。
絶食ということも含め、検査実施も少なからず身体にご負担がかかる行為ですので、前日はある程度はゆっくり休まれると、検査当日・検査後の活動がしやすいと思います。
「前日は普通に仕事ができる」と言っても、深夜まで残業する…といったことはなるべく無いように、業務後のスケジュールに余裕を持たせておくことが望ましいでしょう。
検査当日の午後や夕方に仕事を予定されている方もいらっしゃいますが、検査内容と使うお薬によって対応が異なります。
当院では、多くの方が鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査を受けられます。
鎮静剤を使った場合、検査後は院内の休憩スペースで30分〜1時間程度休憩してから帰宅するのですが、鎮静剤の効果が残っているため以下の点に注意が必要です。
● 当日の車・バイク・自転車の運転は禁止
● 判断力や集中力が一時的に低下することがある
そのため、当日の力仕事・精密機器を扱う業務は控えていただくのが良いです。
実際、「午後から仕事に戻ってもいいですか?」という質問に対しては、デスクワーク中心であれば問題ないと思いますが、個人差があるため無理のない範囲で調整をお願いしています。
一部の方は、鎮静剤を使わずに検査を選択されることもあります。
この場合、検査後すぐに身支度を整えて帰宅が可能で、軽作業やデスクワーク程度であれば復帰される方もいます。
ただし、スコープ挿入によるお腹の張りや違和感が残ることがあるため、業務に集中しづらいと感じる方も一定数いらっしゃいます。
(※当院では原則鎮静剤を使用した検査を実施しています)
あべ胃腸内視鏡・内科では、患者さまのライフスタイルに配慮しながら検査スケジュールを調整しています。
事前診察時に「仕事にどこまで支障があるか」「検査後に会議がある」など、ご希望や不安をお伝えいただければ、できる限り柔軟に対応いたします。
大腸カメラ検査の前日・当日と仕事との両立は、内容や勤務内容によって調整が必要です。
・前日は通常勤務可能だが、夜勤や長時間の残業は避けた方がよい
・当日は鎮静剤の有無によって対応が異なり、運転・重作業は避けるべき
・デスクワーク中心なら当日午後からの勤務復帰が可能な方も多い
検査の安全性を守るためにも、無理のないスケジュール調整と事前相談が大切です。
お仕事と検査を両立させたい方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
不安なく受けられるよう、私たちが丁寧にサポートいたします。

日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
専門は消化管、特に下部消化管(大腸など)。下部消化管の中でも腫瘍(がん)を専門に研鑽を積む。軸保持短縮大腸挿入法を考案・はじめられた本家本元の秋田赤十字病院で修行し、2018年に「あべ胃腸内視鏡・内科」を開業。患者さんに苦痛をなるべく与えない内視鏡検査にこだわり、患者さん一人一人に丁寧・安全に満足してもらえる、良質な大腸内視鏡検査を提供していくクリニックを目指しています。