NHKの朝ドラが好きで、よく観ています。
何が魅力かって、朝ドラには人生の教科書というか、応援歌みたいな要素があるところです。
今は「おむすび」という朝ドラで、平成元年生まれのギャルヒロイン米田結(よねだゆい)が、幼い頃に阪神大震災を経験し、傷つきながらも、栄養士として歩んでいく…というドラマです。
ドラマの中で、震災で一人娘を亡くした靴職人の父親(ナベさん)が、娘と同い年くらいのギャルたちとギャル靴を頼まれて作っていく中で仲良くなっていき、
その中で一緒にプリクラを撮ってアルバムに大事に保管しています。
ある時にナベさんと結の父(マサト)が近所の居酒屋でプリクラの写真を見て、
マサト 「今の時代、携帯でいくらでも写真撮れるのにどうしてプリなんや?」と言います。
それに対してナベさんはこう言います。
「それが思い出なんやて。」
「携帯でパシャーと撮るんやなくて、機械に一緒に入って、メイク整えて、撮影して、どんな文字書こうか、あーだこーだ言うて、写真を分け合うまでが思い出なんやそうや。
いや、最初はしょーもな、って思ってたけど、そういう小さなことが大切なんやなって…。
最近、つくづく思うようになったわ…」
と、自分の亡くなった一人娘との生活を思い出しながら、話します。
考えさせられる…
思うと、人生は絶えず変化して同じ状態にとどまることがなく、日々の生活のなかでは嬉しいことや哀しいこと、楽しいも苦しいも(ごちゃ混ぜ)になってて…日常の小さなことは気にも留めないけど
でも、そういう小さなささやかな思い出を積み重ねることで、死ぬ前には自分はまあまあマシな人生やったなあと思えるのではないか、、と感じました。
毎日、朝ドラを観ながら、自分の人生も振り返っています(*´Д`)