人生の後半、あなたならどう生きるか?

  人間の本来の寿命は50年🐢

 

ある著名な生物学者の方のお話を抜粋しますと、哺乳類や鳥類は心臓が15億回程度鼓動したら寿命を迎えるそうです。

 

人体は構造物のため、老朽化し、耐用年数が尽きるときが来る。

それを乗り越える方法として編み出したのが(ある程度のところで体を新しく作り直す、それが子供を作るということだ)と解説されています。

分かりやすい例がサケで、産卵し、次の遺伝子を残すことができたら、すぐ死ぬのだそうです。

 

 

体の大きさと寿命との関係なども加味すると、「人間の寿命は50年くらい。その証拠に、50歳を過ぎると

視力や体力が落ちたり病気になりやすくなったりする」そうです。 

 

なるほどなあ、実感です。

 

医療や科学技術の発達により、感染症や過酷な変化で早く亡くなることが減り、現在は寿命が劇的に延びたけれど、「50歳以降の人生というのは、医療や技術によって作られた特別な時間であり、感謝しないといけない」と語られています。

 

実際、人類の数百万年の歴史のなかで平均寿命が50歳を超えたのは、ここ数十年のこと。

ただ、それは「莫大なエネルギーと引き換えに可能となった」とし、

「本来、次世代が使うはずのエネルギーや食糧を消費してしまっていることを意識しないといけない」と指摘されます。

 

そこから、生物学的に導きだされるのは、「次世代のために生きることが長生きの許可証が与えられる条件」になると。

 

なんですと~?!

 

これを人間に当てはめると、「体力的に可能なら、例えば孫の面倒を見たり、農業などで食糧を生産したり、

老老介護を行ったりすることは次世代の負担を軽減できる」のでお勧めだとのことです。

 

また、体に関しては、50歳以降は「保証期間を過ぎているのだから、健康な状態が標準との考えはできるだけ持たず、何か病気があるとか体が痛いとかいうことがあっても、あまり不幸だと思わずに過ごしてほしい」

とのことです。

 

自分も、あまり大きな社会貢献はできないかもしれないけど、次世代にとって助けになるように、自分が生きているうちは少しでも動いて、若い人のために何かをしていこう!と改めて思いました(^^)

 

なお、今回は(人間にとって寿命とは何か:本川達夫著)を参考にさせていただきました。

気になる方はお読みになってみてください(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年01月22日